【東大合格ブログ】地方公立高校から東大へ——学校の成績にこだわりすぎないという選択

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地方の公立高校から東大を目指す——これは決して簡単な道のりではありません。しかし、不可能でもありません。実際に、我が家の息子は、地方の公立高校から東京大学に現役合格しました。今日はその経験をふまえて、「学校の成績にこだわりすぎないことの大切さ」についてお話しします。

学校の授業だけでは足りない現実

まず前提として、進学校と呼ばれる高校であれば、授業そのものがある程度、難関大学受験、特に東大受験を見据えて組まれている場合が多いです。予習が前提の授業、発展的な問題に取り組む演習、記述対策などもあり、学校の成績を取ることが、そのまま受験勉強にも直結することが多いのです。

しかし、息子が通っていたのは「数年に1人、東大合格者が出るか出ないか」というレベルの地方公立高校でした。一般的な意味では真面目で穏やかな校風のよい学校ですが、カリキュラムや授業内容は、あくまで「共通テストで平均点以上を目指す」ような構成が中心でした。もちろん、先生方の指導に不満があったわけではありません。しかし、東大を目指すには明らかに授業内容が物足りず、自分で別の軸で勉強を進める必要があったのです。

高3からは「受験勉強」が主軸に

息子が本格的に受験勉強にシフトしたのは、高校2年の夏です。それまでは学校の授業を大切にしつつも、日常の課題に追われる日々を送っていました。しかし、志望校を東大に定めてからは、時間の使い方を大きく変えました。

学校の授業は出席し、必要な提出物は最低限こなしましたが、放課後や休日は完全に「東大のための勉強」に集中していました。特に、東大の二次試験で求められる記述力や思考力は、学校のテストではほとんど鍛えられません。英作文や数学の証明問題、現代文の記述、論述問題など、ひとつひとつを丁寧に独学・もしくは参考書・予備校などを活用して対策していきました。

成績よりも、実力を重視する

学校の定期テストでは、範囲が限定されており、覚えたものをアウトプットする「暗記中心」の内容が多いです。これに高得点を取ろうと思えば、どうしてもその範囲の暗記に時間をかけなければならなくなります。しかし、東大受験の勉強は、範囲が決まっていない、応用・融合問題への対応が求められます。

ここで「学校の成績を取るための勉強」と「東大受験のための勉強」の間にギャップが生まれます。例えば、定期テスト対策で丸暗記に時間をかけるよりも、入試過去問や全国模試の復習に時間をかけた方が、圧倒的に実力がつきます。だからこそ、私は息子に「学校の成績は気にしなくていい」と伝えてきました。

実際、息子は評定平均でいえば「ごく普通」の成績でした。決して悪くはないものの、特別優秀というわけでもありませんでした。でも、それでいいと思っていました。推薦入試や学校内選抜が必要な大学であれば話は別ですが、一般入試で実力勝負をするなら、評定よりも「本番で戦える力」が何より重要です。

周囲と比べない、マイペースな学習を

地方公立高校では、東大志望者は多くても1人か2人。息子も基本的に「東大を目指す仲間」はいない状態でした。会話の中でも参考書や勉強法がまったく噛み合わないことも多かったようです。

そうした中で、親として意識したのは「周囲と比べない」ことでした。「〇〇くんはあんなにテストの点が良かったのに」「なんで順位が下がったの?」という言葉は、決してかけませんでした。あくまで、志望校と自分の距離を測り、自分の学力を客観的に見て、必要な対策を積み上げていく。その姿勢が何より大切だと思っています。

「内申のための勉強」は、必要な人だけでいい

もちろん、推薦入試や学校からの推薦枠を目指す場合には、成績は非常に重要です。評定平均が足を引っ張ってしまうと、スタートラインに立てないこともあります。そうした場合には、しっかりと学校の成績を取りに行く必要があるでしょう。

しかし、一般入試で東大を目指すのであれば、「内申のための勉強」はほどほどに。大切なのは、合格に直結する実力を養う勉強に、限られた時間とエネルギーを集中させることです。

まとめ:割り切りが、合格につながる

地方公立高校から東大を目指す場合、全てを「学校ベース」で進めていては、どうしても限界があります。だからこそ、ある時点で「学校の成績はほどほどでいい」と割り切ることも必要です。周囲と違う道を歩むことに不安もあるかもしれませんが、目指すゴールがはっきりしていれば、やるべきことは自然と見えてきます。

東大を目指すという挑戦の中で、親としてできる最大のサポートは、「本質的な学力」を信じて、評価や順位にとらわれすぎないようにしてあげることかもしれません。


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こんにちは。息子は東京大学理科一類に合格しました。出身は、全国的に無名な地方公立高校。中高一貫校でもなく、過去の東大合格者数も数年に1人程度です。特別な教育環境があったわけでも、天才的な才能があったわけでもありません。けれど、そんな息子が東大に合格できた最大の要因──それは「情報戦に勝つこと」でした。このブログでは、情報が少ない環境にいたからこそ気づいた「受験情報の格差」と、それをどう乗り越え、合...


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