「どうすれば子どもを東大に合格させられるのか」
これは多くの親御さんが一度は考えるテーマかもしれません。
ですが、実は東大合格の土台になるものは、とてもシンプルです。
それは——勉強を嫌いにさせないこと。
やらされる努力は、長続きしない
これは、私の友人の娘さんの話です。
彼女は小学生の頃、ピアノの全国コンクールで1位に輝いた経験があります。
周囲の大人たちは大絶賛し、才能があると将来を期待されていました。
ところが、大人になった彼女は、まったくピアノに触れなくなってしまったそうです。
「当時は毎日練習していたけれど、正直、全然楽しくなかった。やらないと怒られるから、期待に応えるために弾いていた」と、彼女は振り返ります。
どれだけ素晴らしい結果を出しても、“やらされている”と感じていた努力は続かないのだと、私はこの話から改めて教えられました。
「勉強=苦痛」になった瞬間、可能性は閉じてしまう
東大に合格する子の多くは、勉強を「嫌々やらされるもの」とは捉えていません。
むしろ、興味や好奇心から「もっと知りたい」と思い、自ら取り組んできたという共通点があります。
逆に、いくら小さいうちに先取り学習をしていても、
勉強を「怒られるから仕方なくやるもの」「やっても褒められないもの」と感じてしまえば、心は離れていきます。
勉強は本来、楽しいもの
たとえば、小さな子が絵本を何度も読んだり、ブロックで夢中になって遊んだりするのは、
「うまくできた!」という達成感や「知らなかったことを知る喜び」があるからです。
勉強も同じ。
問題が解けた、知識が増えた、先生に「よくできたね」と言われた——そうした成功体験の積み重ねこそが、勉強を好きになる原動力になります。
でも、それを壊すのはたった一言の否定だったりします。
- 「なんでこんな問題もできないの?」
- 「隣の子はもうこのドリル終わってるよ」
- 「ゲームばっかりしてたらバカになるよ」
こうした言葉は、子どもの心に「どうせ自分なんか…」という無力感を植えつけてしまいます。
小学生のうちに育てたい「やればできる」という感覚
東大合格の秘訣は、幼いころから「自分にはできる」と信じられる心、つまり自己効力感を育てることにあります。
これは親の声かけ次第で、いくらでも育てることができます。
- 子どもの努力を具体的にほめる
- 答えより「どう考えたか」を一緒に確認する
- 間違いを責めず、挑戦したことを認める
- 興味を持ったことを、一緒に調べたり深掘りしたりする
「おもしろいね」「もっと知りたいね」という言葉のシャワーが、学ぶ意欲の種になります。
「好き」の力は、最後まで子どもを支える
東大合格を目指す道のりは長く、険しいこともあります。
でも、「勉強って面白い」と思える子は、つまずいても立ち直る力を持っています。
友人の娘さんのように、どんなに結果が出ても「やらされる努力」は続かないという事実は、親として深く心に留めておきたいポイントです。
だからこそ、子どもが「自分で学びたい」と思える気持ちを大切にしてあげてほしいのです。
まずは、「勉強=楽しい」と思える環境をつくること。
それが、すべての始まりです。
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