「東大合格」というと、膨大な勉強時間や特別な才能、あるいはスパルタ教育のイメージを持たれるかもしれません。でも、我が家の場合、少し違っていました。
実は、東大合格の陰に「一匹の愛犬」がいたのです。
「え?ペットと合格って関係あるの?」
そんなふうに思った方も多いでしょう。けれど、振り返ってみると、愛犬の存在が息子の受験生活に与えてくれた影響は、思いのほか大きかったのです。
ストレスの軽減と心の安定
受験は長期戦です。とくに東大を目指すとなると、1年どころか中学・高校の数年間、常に高い集中力と緊張感が求められます。
そんな中、愛犬は“癒し”という名のサポーターになってくれました。
勉強の合間にそっと寄り添ってくれる姿や、撫でているときの温かいぬくもり。
それだけで張りつめた神経がふっとゆるみ、「もう少し頑張ってみよう」と前を向く力が湧いてくる。
実際、ペットとのふれあいはストレスホルモンであるコルチゾールを減らし、オキシトシン(別名:愛情ホルモン)を増やすといわれています。
息子も、勉強で煮詰まったときにはよく愛犬の横でぼんやり過ごし、気持ちをリセットしていました。
その時間が、結果として効率的な学習につながっていたのだと思います。
生活リズムが整う驚きの効果
特に犬を飼っていると、散歩や食事などのルーティンが欠かせません。
「○時に散歩」「○時にごはん」といった決まった行動があることで、自然と生活リズムが安定します。
勉強というのは、やはり体調が基本。寝不足や不規則な生活では集中できませんし、体調を崩せばスケジュールも狂います。
愛犬がいることで、“健康的な日常”が無理なく維持できていたのは、実は大きな強みだったと思います。
感情の浮き沈みを受け止めてくれる存在
思春期は、親に対して反抗的になったり、自分に自信をなくしたりする時期でもあります。
そんなとき、ペットは無条件に“味方”でいてくれる存在です。
どんなにテストの結果が悪くても、機嫌が悪くても、愛犬は変わらずしっぽを振って迎えてくれました。「誰にも言えないけどつらい」そんな気持ちを、言葉ではなく態度で受け止めてくれる存在がそばにいることは、子どもの心の安定に大きく貢献していました。
感情の浮き沈みが少ないからこそ、日々淡々と勉強に向き合えたのだと思います。
観察力と責任感も育まれる
ペットを飼うということは、命を預かるということ。
体調の変化に気づくためには細かな観察が必要ですし、食事やトイレ、病院などの管理にも責任が伴います。
息子も、日々の世話を通して「小さな変化に気づく力」や「自分がやらねば、という責任感」を自然と身につけていきました。
これは、学問の姿勢にもつながっていたように思います。
わからないことを「そのままにしない」「気になったら調べる」という意識は、まさに観察力と責任感の表れです。
家族の空気がやわらかくなる
受験期の家庭というと、ピリピリした空気を想像されるかもしれません。
でも、ペットがいるだけで、ふとした瞬間に笑いが生まれたり、緊張感がほぐれるものです。
「今、しっぽふってたね」「ちょっと太った?」
そんな小さな会話が、家族の絆を自然と深めてくれます。
我が家では、子どもの成績について無理に触れなくても、愛犬を通じたコミュニケーションで安心感を共有できていました。
この“安心できる家庭の空気”が、勉強への集中を後押ししていたのは間違いありません。
ペットがくれた、かけがえのない“余白”
受験生活はどうしても「結果」や「努力」に目がいきがちです。
でも、愛犬がくれたのは、そんな日々の中にある“余白”でした。
何も考えずに撫でる時間、あくびを真似して笑う時間、一緒に眠ってしまった時間
それらは決して「勉強」ではなかったけれど、合格に欠かせない「心の栄養」だったのです。
【注意点】
1. 世話が負担になる可能性
時間やエネルギーが取られてしまうと、本末転倒です。特に犬は散歩など手がかかるため、家庭全体でサポートできるかが重要です。
2. アレルギーや健康への影響
体調を崩す原因にならないよう、ペットの種類や清潔管理には注意が必要です。
3. 鳴き声やにおいによる集中力の妨げ
勉強部屋との距離や環境を工夫する必要があります。
まとめ:東大合格は、家族みんなの成果
東大合格というと本人の努力ばかりに注目されがちですが、それを支えた「環境」もまた、見逃せません。
そして我が家の場合、その環境の一角には、確かに“愛犬”がいました。
子どもが東大に合格した今、心から思うのです。
息子を支えてくれてありがとう、と。
受験を控えるご家庭の皆さんへ。
もしペットを迎えることに迷っているのなら、その存在がもたらす“意外な力”を、信じてみてはいかがでしょうか。
子どものストレスサインを見逃さないで!


