こんにちは。私の息子は、地方の公立高校から東京大学に合格し、東大生になりました。息子の出身高校から東大に進学するのは、息子ひとりでした。
「本当にここでやっていけるのか?」
「同じ高校出身の人もいない、友達もいない」
「首都圏の高校の人たちは、もともと中高一貫でつながっていて輪があるんじゃないか」
「話題についていけないんじゃないか」
そんなふうに感じる人は、決して少なくないと思います。
この記事では、息子が東大で感じたこと、地方出身者としてのリアル、そして「東大で孤立しないか?」という不安への答えを書いていきます。
地方出身者は想像以上に多い
まず最初に伝えたいのは、地方から東大に来ている人は、思ったよりずっと多いということです。
入学してすぐのオリエンテーションやクラス懇親会では、東京出身の人ももちろんいますが、東北・関西・四国・九州・沖縄と、日本全国から人が集まっています。
同じように「自分ひとりで来た」「高校では東大受験仲間がいなかった」という人はたくさんいます。特に地方公立高校出身者にとっては、孤独感や不安感は共通の悩みなので、そうした人同士はむしろ共感し合えて、仲良くなるきっかけになります。
「自分だけが孤立してる」と思っている人は、きっとまわりに何人もいます。
クラス制度とサークルで自然と友達ができる
東大には、1・2年生の間「クラス」という制度があります。入学時に学部によってクラス分けされ、授業・連絡・イベントなどをこのクラス単位で行います。
クラスには関東出身者も地方出身者も混在していて、まったく初対面同士の人ばかり。むしろ「すでに友達がいる人」の方が少数派です。だから安心してください。
入学直後には自己紹介や交流イベントも用意されており、自然と仲良くなれる空気があります。息子もクラスの友達が最初の東大での人間関係の中心になりました。入学後すぐにクラス旅行(オリエンテーション合宿)があります。日帰りの場合もあれば、1泊2日の場合もあります。参加は任意ですが、クラスの仲間と仲良くなるために、参加することをおすすめします。
さらに、東大には数えきれないほどのサークルがあります。運動系、文化系、勉強系、趣味系、地方出身者の会など、多様な団体があるので、あなたに合った場所がきっと見つかります。
非進学校出身の東大生サークルとして、「UTFR(University of Tokyo Frontier Runners)」があります。UTFRは進学校以外の高校から東大に入学した学生が集まるサークルです。同じ境遇の学生同士が、情報交換や交流をする場を提供しています。また、地方の中高生をサポートする活動も行っています。
息子は地元で友達が少なかった。でも東大で世界が広がった
息子は地方の公立高校から東大に進学しました。地元では友達が本当に少なかったです。でも、東大に入ってから友達が一気に増えました。
東大では、クラスやサークル活動を通して、同じような価値観を持った仲間にたくさん出会い、楽しそうに毎日を送っています。
「東京って怖いところだと思ってたけど、むしろこっちの方が自分らしくいられるかもしれない」と、本人も驚いたように言っていたのが印象的でした。
息子のように、「地元で孤独だった自分」が、「東大でこそ輝ける」と感じる人は少なくありません。
「地元では浮いてた」人にとって、東大は居心地がよい場所かもしれない
東大には、勉強好き、知的な話題が好き、調べるのが好き、マイナーな趣味がある―そんな人たちがたくさんいます。そして、それを「変わってる」とは言われません。むしろ「面白いね!」と話が広がる世界です。
「地元では変人扱いされてたのに、東大では普通になった」
そんな声も多く聞きます。東大は、自分らしくいられる場所でもあるのです。
「話題が違う」は本当にある。でも問題ではない
正直に言うと、地方出身者が東京の高校出身の人と話すと、「話題が全然違う」と感じることはあります。たとえば都内の有名進学校の話題、私立中高一貫校のあるあるネタ、都心のカフェやお店の名前など。
でも、それは単なる違いであって、優劣ではありません。
あなたが知っている自然、地域行事、方言、地元のグルメ、地方ならではの高校生活…そういった話は、東京出身の人にとっては新鮮で面白いのです。
互いに違うからこそ、話す意味がある。それが大学の楽しさでもあります。
「孤立」しないコツ:小さな一歩を自分から踏み出すこと
もちろん、どんなに環境が整っていても、自分から何も動かなければ孤立します。これはどこにいても同じです。
孤立しないために、息子が意識していたことをいくつか紹介します
- クラスのLINEグループには積極的に参加する
- サークルの新歓にひとつでも多く足を運んでみる
- 「この人と話が合いそう」と思ったら、自分から話しかけてみる
- 地方出身者向けのイベントに参加する
最初の一歩を踏み出すのは少し勇気がいりますが、その一歩を踏み出せば、新しい世界が広がります。
最後に:あなたの「東大での物語」は、まだ始まったばかり
東大に合格したあなたには、それだけの力があります。そして、地方出身だからこその価値観や視点も持っています。
大学生活は、「どこから来たか」よりも、「これからどう生きるか」が問われる時間です。
最初の数週間、不安でいっぱいになるかもしれません。でも大丈夫。あなたのような人は、きっとどこかにいます。そして、あなた自身も誰かにとっての「安心できる存在」になれます。
「孤立しないか?」という不安は、きっとすぐに消えて、「来てよかった」と思える日が来るはずです。
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