子どもはみんな天才?息子の天才エピソード

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「小さい頃から天才だったんじゃないの?」
東大に合格した息子の話をすると、よくそんなふうに言われます。
たしかに、東大生の中には、幼少期の天才エピソードを持っている人がたくさんいます。でも、うちの息子には特別な能力はありませんでした。

今日は、息子がまだ4歳だった頃の話をしたいと思います。


息子が4歳で夢中になったもの

息子が4歳のとき、一番好きだったもの。それは「数字」でした。
といっても、計算ができたとか、数字の意味を理解していたわけではありません。ただただ、「数字のフォルム」に強く惹かれていたのです。形としての数字、見た目としての数字に心を奪われていました。

おもちゃ屋さんに行けば、まず目に飛びつくのは数字のおもちゃ。人形や車のおもちゃには見向きもしないのに、「1」「2」「3」などの数字が書かれたグッズには目を輝かせて飛びつきました。

中でも一番のお気に入りだったのが、誕生日にプレゼントした“1〜100までの数字が書かれたマグネット”。これは、KUMONの知育玩具の一つでした。嬉しそうに包装をビリビリ破って、すぐに冷蔵庫や付属のボードに1から順番に並べていく姿は今でもよく覚えています。
ただそれだけ。並べて、見て、また並べて。何がそんなに楽しいのか、当時の私は正直よくわかりませんでした。


知育玩具の意外な効果

このマグネット、実は指先の感覚を育てたり、識別力を高めたり、数の規則性に気づかせたりと、さまざまな効果があるとされています。
けれど、そんなねらいがあることを私は知りませんでした。意識して与えたというより、息子の「好き」に応えた結果、そうなっていただけなのです。

でも今思えば、数字の形に対する興味が、数の並びや法則性を自然と感じる力につながっていったのかもしれません。数字が好きだったおかげで、小学校に入って算数を習い始める時に、「苦手」「つまらない」と感じることなく、スムーズに学び始められたのではないかと思います。

とはいえ、小学6年生の頃の通知表をブログで紹介したことがありますが、それを見ていただければおわかりの通り、算数の成績も特別に優れていたわけではなく、ごくごく普通でした。
才能の芽が本格的に開いていくのは、もっともっと後の話なのです。


子どもはみんな「天才」のタネを持っている

私は、すべての子どもは天才だと思っています。

生まれたばかりの赤ちゃんが、3年もすればペラペラと会話できるようになる。そんな急速な成長を見ていれば、「天才」という言葉を使いたくなるのも自然なことです。

たとえば、「世界中の国旗を全部覚えている」「電車の顔を見ただけで車両名がわかる」なんていう話、よく聞きますよね?
あれは特別な子どもだからできる、というわけではないのです。子どもはみんな、興味のあることに対しては信じられないほどの集中力と記憶力を発揮します。いわば「暗記の天才」なのです。

大切なのは、その一瞬の「好き」「興味」にどれだけ丁寧に向き合えるかです。


興味を育てる親の関わり方

もし子どもが国旗に興味を持ったなら、「これはどこの国かな?」「この国はどこにあるの?」「どんな人が住んでいるんだろう?」と一緒に調べてみる。地図を見たり、その国の文化や生活に触れたりしていくうちに、どんどん世界が広がっていきます。
電車に興味があるなら、「この電車はどこを走っているの?」「どうして動くの?」と問いかけてみる。そこから地理や物理、歴史にまでつながっていくこともあるかもしれません。

親が一緒になって楽しんで調べて、考えて、話すこと。
それが、子どもの「知りたい!」という気持ちをさらに大きく育てることにつながります。

「この子は天才かも!」で終わらせるのではなく、その芽をどう育てていくか。そこにこそ、子育ての醍醐味があるのだと思います。


知的探究心は一生の宝

知的探究心。
これは、大人になってからも、人生を豊かにする大切な力です。新しいことを学ぶ楽しさ。知らなかったことを知る喜び。それが日常を彩り、仕事や人間関係においても大きな武器になります。

そして、その力は子ども時代にこそ、自然に育てることができるのです。

我が家の息子が東大に合格した背景にも、この「知りたい」「調べたい」「もっと知ろう」が根っこにありました。決して、特別な英才教育をしてきたわけではありません。ただ、「数字が好き」というほんの小さな芽を、無理なく自然に育ててきた。それが結果として、今につながっているのだと感じます。


まとめ:子どもが教えてくれる「学ぶ喜び」

「なんでこんなことに夢中になるんだろう?」
「どうしてそんなに好きなんだろう?」
と、親には理解しがたいようなものに熱中する時期が、子どもにはあります。

でも、それこそが宝物。

子どもは、私たち大人には見えない世界を見せてくれる存在です。興味や好奇心に寄り添いながら、共に楽しみ、共に学ぶ。その過程で、子どもも親も一緒に成長していけるのではないでしょうか。

「子どもはみんな天才」
この言葉を信じて、一緒にその芽を育てていけたら素敵ですね。


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