東大入試の本質は「筋道を立てて考え、相手に正しく伝えること」です。
特に高校生は、各教科の難易度が上がり、知識量が膨大になる一方で、その知識を整理し論理的に構築する力が問われます。以下では、実際に点数に直結する鍛え方を教科横断で紹介します。
1. 数学編:途中式・言葉による説明を徹底する
方法
- 自分の解答を「第三者に説明する」つもりで書く
- 単に答えを出すのではなく、「なぜこの式を立てたのか」「なぜこの定理を使うのか」を文章で補足する。
- 例:
× AB=CDAB=CDAB=CD より △ABC ≡ △CDB
○ 「AB=CDAB=CDAB=CD であり、また∠ABC=∠CDB なので、2辺とその間の角が等しくなることから、△ABC ≡ △CDB」
- 過去問や模試の解答解説を“声に出して”説明
- 解説をただ読むだけでなく、「自分が友人に教える」ように口に出して説明する。
- 証明問題は“骨組み”から作る
- 結論→必要な条件→使う定理や公式→それらのつながり、の順でメモを作ってから書き始める。
ポイント
- 東大数学の部分点は「論理の筋道」に対して与えられるため、式だけの解答は大きな減点になる。
- 言葉での補足は、英作文の発想にもつながる。
2. 国語編:要約と段落構成トレーニング
方法
- 毎日1題、評論文の要約
- 新聞の社説や模試の過去問を使い、200〜300字で要約。
- 構成は「筆者の主張(結論)→その理由→補足事例」にまとめる。
- 段落ごとに“役割”をメモ
- 1段落=問題提起、2段落=背景説明、3段落=主張、…のように役割を付ける。
- これにより文章の流れを意識でき、他教科の記述にも応用できる。
- 自分の意見を書く
- 要約後、「自分ならどう考えるか」を100〜150字で書く。
- 作問者の意図を理解しつつ、自分の論理展開を作る練習になる。
ポイント
- 東大国語の現代文は、読み取った内容を整理して再構築する力が必須。
- 段落構成を意識できれば、理科や社会の論述問題にも応用可能。
3. 英語編:パラフレーズ(言い換え)と論理展開
方法
- 英作文の“言い換え練習”
- 知らない単語が出ても、別の語句で説明できる力を養う。
- 例:
× I have acrophobia.(高所恐怖症)
○ I am afraid of being in high places.
- パラグラフライティング
- 1パラ=トピックセンテンス(主張)+サポート(理由)+エグザンプル(例)+まとめ。
- これを型として、自由英作文や要約に使う。
- 英語長文の“論理マッピング”
- 長文の各段落の要旨を日本語で箇条書きにし、矢印で因果関係をつなげる。
ポイント
- 東大英作文は語彙の難易度よりも「論理のわかりやすさ」が評価される。
- 言い換え力は、瞬発的な思考力と直結する。
4. 理科・社会編:原因と結果をセットで覚える
方法
- 「なぜ?」を必ず付ける
- 生物なら「なぜこの反応が起こるのか」、世界史なら「なぜこの戦争が起きたのか」。
- 単語だけの暗記ではなく、背景を理解して説明できる状態を目指す。
- 因果図を作る
- 原因→経過→結果の流れを図にまとめる。
- 例(日本史):鎖国政策 → 外国との接触減 → 国内産業の変化 → 幕末の開国要求
- 論述問題は“型”で解く
- 結論→理由1→理由2→補足例 の順で構成する。
- 型を覚えておけば、初見問題でも崩れない。
ポイント
- 東大理科・地歴の記述は「正しい知識+論理的な並べ方」の両方が必要。
- 因果図や時系列整理は、そのまま答案の骨組みになる。
5. 論理的思考を日常で鍛える習慣
- 友人との勉強会で“解法説明役”をする
自分の思考をアウトプットする機会になる。 - SNSや日記で「主張→理由→結論」で書く練習
感想ではなく、論理的文章を日常的に書く。 - 模試の解答は丸付け前に“理由づけ”を確認
正解していても、理由が説明できないなら論理が弱い証拠。
結論
論理的思考能力は、暗記や解法パターンよりも受験の安定力を高めます。
そしてこれは、式や知識の裏にある「なぜ」を言葉で説明する習慣によって磨かれます。
毎日の勉強に5〜10分でも取り入れれば、半年後には答案の質が変わり、東大レベルの記述にも耐えられる力がつきます。
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