東大受験に挑む受験生の多くは、「苦手科目の克服」を最優先に考えがちです。しかし、実は得意科目をさらに伸ばすことこそ、合格への最短ルートとなる場合があるのです。
なぜなら、東大は全科目の合計点で合否が決まるため、得意科目で大きく稼ぐことができれば、苦手科目をある程度カバーすることができるからです。この記事では、東大受験において得意科目をさらに伸ばす具体的な方法や心構えについて詳しく解説していきます。
得意科目を伸ばす3つのメリット
まずは、得意科目を伸ばすことで得られるメリットを整理しておきましょう。
① 合格ラインを越える「得点源」となる
東大は科目ごとの足切りはなく、合計点で合否が決まります。なので、得意科目で苦手科目を完全にカバーすることが可能です。
例えば数学が得意で、100点(120点中)取れるとします。平均点が60点だとすると、数学だけで40点リードをすることができます。40点のリードがいかに大きいかというと、国語や物理や化学の合格者平均点が約40点なので、どれか一つの科目が0点であったとしてもカバーできるほどの点数です。
② 自信を保ちやすい
得意科目を伸ばすことで「自分はやればできる」という自己肯定感が高まり、受験生活の支えになります。スランプの時でも得意科目で得点できる安心感があると、全体のモチベーションが維持しやすくなります。
③ 東大の高得点層と差がつく
実際、東大合格者の中には、1〜2科目で突出した得点力を持っているひとが多いです。その分野で誰よりも深く考えられるようになることが、差をつける決め手になります。
得意科目をもっと伸ばす具体的な方法
では、得意科目をさらに伸ばすために、どのような勉強法を取り入れるべきか、科目共通のアプローチと科目別の工夫を紹介します。
■ 共通のアプローチ
1. 基礎を再確認する
得意科目であっても、「解けた問題」を見直して、なぜ解けたのか、どの知識を使ったのかを意識して振り返ることが大切です。基礎が揺らいでいると、応用問題でつまずきます。
2. 難問にチャレンジする
得意科目は「伸びしろ」がまだ残っています。東大過去問や難関模試、ハイレベル問題集に挑戦し、「なぜその解法になるのか」を考察してみましょう。思考力を深めるトレーニングになります。
3. 人に教える・解説を書く
インプットだけでなく、アウトプットを意識した学習を取り入れましょう。例えば、友達に教えたり、自分でノートに「模範解説」を書いたりすることで、自分の理解度が確認できます。
4. 時間を意識する
得意科目ほど「じっくり考えたい」という気持ちになりがちですが、試験本番は時間との勝負です。時間内に確実に得点できるよう、制限時間を意識した演習も取り入れてください。
■ 科目別アドバイス
◎ 数学(理系・文系共通)
・典型問題に対して「なぜこの解法を使うのか」を常に意識
・入試標準を超える問題集(『1対1対応の演習』『ハイレベル数学』など)を使う
・論証力や記述力も磨く(東大では途中点が重視される)
◎ 英語(特に文系)
・要約や自由英作文で「論理性」を意識した練習を行う
・英語で書かれた新聞・評論・小説などを多読する
・過去問を徹底的に分析し、出題傾向を掴む(リスニング対策も忘れずに)
◎ 国語(特に文系)
・現代文は「要素に分解」して読解する練習を
・古文は単語・文法の精度を高めたうえで、速読力をつける
・過去問を音読して「東大の設問のクセ」に慣れること
◎ 理科(物理・化学・生物)
・教科書レベルを完璧にし、入試問題を「原理に立ち返って解く」姿勢を持つ
・東大の記述式に合わせて、「自分の言葉で説明する」練習を
・思考問題には図解や数式の使い方を明確にしていく
得意科目を伸ばすための心構え
「得意」に甘えない
「この科目は得意だから」と油断せず、むしろ苦手科目以上に丁寧に扱う姿勢が必要です。合格者の中には、「数学が得意だったけど、本番でミスして落ちた」という人も少なくありません。
「東大レベルで通用するか?」を常に意識
単に高得点を取ることではなく、「東大の試験でどこまで対応できるか?」を常に意識して勉強しましょう。東大の問題は思考力・論述力・応用力が問われるため、型にはまった解法だけでは不十分です。
おわりに|得意を磨くことは最大の武器になる
東大受験において、苦手科目を底上げすることも大切ですが、得意科目を極限まで鍛えることこそ、合格を引き寄せる最大の武器になります。周囲が苦手克服に時間を使っている間に、あなたは得意科目で飛躍的に伸びることができます。
得意科目は、あなたの「強み」です。
その強みを誰よりも研ぎ澄まし、「この科目だけは絶対に負けない」という武器にして、合格を掴み取りましょう。
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