いよいよ、東京大学二次試験直前。
この時期になると、受験生本人以上に、親の方が落ち着かなくなっているかもしれません。
「本当にこのままで大丈夫だろうか」
「まだ足りないことがあるのではないか」
そんな気持ちが湧いてくるのは、ごく自然なことです。
ですが、試験直前期には「やるべきこと」以上に「やってはいけないこと」が存在します。
ここを間違えると、これまで積み上げてきた努力を、自分で崩してしまいかねません。
今回は、東大二次試験直前に絶対に避けるべき行動を、具体的にお伝えします。
新しい参考書に手をつけない
直前期になると、どうしても焦りが出てきます。
「あの分野、完璧じゃない」
「この問題集、やっていない」
「今からでも、これをやれば伸びるかも」
しかし、新しい参考書に手を出すことは、百害あって一利なしです。
なぜなら、新しい教材は
- 解法や考え方が頭に定着しない
- 「できない問題」が目について自信を失う
- 今までの学習の軸がブレる
というリスクしかありません。
本番数日前にやるべきなのは、
✔ 今まで使ってきた参考書
✔ 解いたことのある過去問
✔ 何度も間違えた問題
これらを使って、知識と感覚の最終確認をすることです。
数学であれば、公式・典型解法の再確認。
英語であれば、頻出構文や自分が落としやすい文法。
理科であれば、暗記事項や計算手順の確認。
「新しいことを増やす」のではなく、
「忘れない状態を作る」
これが直前期の正解です。
睡眠管理を軽視しない
試験直前になると、
「不安で眠れない」
「夜の方が集中できるから…」
と、生活リズムが崩れがちになります。
ですが、睡眠不足は最大の敵です。
東大二次試験は、
- 試験時間が長い
- 思考力を要求される
- 集中力の持続が合否を分ける
試験です。
知識量よりも、当日の脳のコンディションが結果に直結します。
今からでも遅くありません。
✔ 夜は決まった時間に布団に入る
✔ 朝は本番と同じ時間に起きる
✔ 昼寝は30分以内
「本番当日に最高のパフォーマンスを出す」
この一点に集中して、生活リズムを整えましょう。
感染予防を甘く見ない
インフルエンザ、コロナ、胃腸炎。
どれも、実力があっても一瞬で全てを奪う存在です。
直前期は、
- 不必要な外出はしない
- マスクは必ず着用
- 手洗い・うがいを徹底
これを「やりすぎ」だと思わないでください。
また、家族の行動も重要です。
もし家族が発熱や体調不良を訴えた場合、
- 食事を別にする
- 接触を最小限にする
など、可能な範囲で距離を取りましょう。
「神経質すぎる」くらいで、ちょうどいい時期です。
普段と違うものを食べない
受験前日や当日、つい考えてしまうのが食事。
「栄養のあるものを食べさせたい」
「縁起が良いものを」
「最後だから豪華に」
その親心は、よく分かります。
ですが、普段と違う食事はリスクでしかありません。
特に避けたいのは、
- 刺身・寿司
- 貝類
- 脂っこい料理
- 食べ慣れていない外食
お腹を壊す可能性が少しでもあるものは、すべて避けましょう。
我が家の息子は、受験当日の昼食はコンビニのおにぎりでした。
なぜなら、模試のときはいつもコンビニで済ませていたからです。
「いつも通り」
これ以上の安心材料はありません。
愛情たっぷりのお弁当で応援したい気持ちも理解できます。
ですが、普段通りを装うことも、立派な愛情です。
他にも気をつけたいこと
勉強時間を無理に増やさない
直前になって勉強時間を急に増やすと、
疲労が溜まり、当日に集中力が切れます。
「やった感」より「疲れないこと」を優先しましょう。
不安を言葉にしすぎない
親が不安を口にすると、そのまま子どもに伝染します。
「大丈夫」
「ここまでよくやったね」
この一言が、何よりの支えになります。
周囲と比較しない
SNSや掲示板で他人の進捗を見る必要はありません。
今さら比較しても、何も良いことは起きません。
直前期に一番大切なこと
東大二次試験直前に必要なのは、
「新しい努力」ではありません。
今まで積み上げてきた努力を、崩さず、本番に持っていくこと。
これだけです。
焦らなくていい。
もう、やるべきことはやってきました。
あとは、
✔ 体調を整え
✔ 心を落ち着かせ
✔ 普段通りを貫く
その先に、本番があります。
受験生の皆さんが、試験当日、
「やるだけのことはやった」と思って教室に座れることを、心から願っています。
