― 試験が難しくなる年こそ、実はチャンスになる理由 ―
東大に出願したあなたへ。いよいよ本番です
東大に出願された皆さん、本当にここまでお疲れさまでした。
いよいよ、2月25日〜27日(※27日は理Ⅲのみ)、東京大学二次試験が実施されます。
ここまで来たら、あとは自分を信じて前に進むのみ。
そう頭では分かっていても、ふとこんな不安がよぎりませんか?
「今年の東大二次、もし難化したらどうしよう」
「過去問はやってきたけど、全然歯が立たない問題が出たら…」
今、この不安を感じているのは、あなただけではありません。
むしろ、真剣に東大を目指してきた人ほど、同じ思いを抱いています。
ですが、ここで一つ、ぜひ知っておいてほしい大事な事実があります。
東大二次試験は、難化した方が不利になるとは限らない。
むしろ、難化した年の方が有利になる受験生も確実に存在します。
この記事では、
- 東大二次試験が「易化」した場合に起こること
- 「難化」した場合に起こること
- 難化した年に合格する人の共通点
を整理しながら、不安を力に変える視点をお伝えします。
東大二次試験は「満点勝負」ではない
まず大前提として、東大二次試験は満点を取る試験ではありません。
毎年の合格者平均点を見ても、
- 数学:完答できる人はごく一部
- 英語:全体的に記述量が多く、部分点の積み重ね
- 理科・国語:差がつきにくい年も多い
という特徴があります。
つまり東大の試験は、
「どれだけ完璧にできたか」ではなく
「他の受験生より、どれだけ崩れずに書けたか」
を見る試験なのです。
この視点が、「難化」を考えるうえでとても重要になります。
東大二次試験が「易化」した場合、何が起こるのか
まずは、試験が易しくなった場合を考えてみましょう。
易化すると起こること①:差がつきにくくなる
問題が解きやすい年は、
- 多くの受験生が同じところまで解ける
- 部分点が横並びになりやすい
その結果、数点のミスが命取りになりやすくなります。
ケアレスミス
時間配分の失敗
表現のわずかなズレ
こうした「小さな差」が合否を分ける年になります。
易化すると起こること②:精神的な安定がより重要になる
易しい年ほど、
「ここは落とせない」
「周りは解けているはず」
というプレッシャーが強くなります。
このタイプの試験では、
本番で緊張しやすい人、完璧主義の人ほど苦しくなることもあります。
東大二次試験が「難化」した場合、何が起こるのか
では、逆に試験が難しくなった場合はどうでしょうか。
難化すると起こること①:全体ができなくなる
難化した年は、
- 「ほとんど何も解けなかった」
- 「時間が足りなかった」
と感じる受験生が一気に増えます。
ここで重要なのは、
あなたができなかった問題は、他の人もできていない可能性が高い
ということです。
難化すると起こること②:部分点が合否を左右する
東大の採点は、記述式です。
つまり、
- 考え方
- 方針
- 途中式
がしっかり書けていれば、部分点が積み重なります。
難化した年ほど、
- 最後まで解けなくても
- 完答できなくても
**「どれだけ粘って書けたか」**が評価されやすくなります。
実は「難化した年の方が有利」な受験生とは?
ここが一番大事なポイントです。
難化した年に強い人の特徴
難化した年に合格しやすいのは、次のような人です。
- 過去問を通して「途中まで書く訓練」をしてきた人
- 完答できなくても、手を止めずに考え続けられる人
- 点が取れない状況でも、冷静さを保てる人
言い換えると、
「できない問題が出ることを前提に、戦う準備をしてきた人」
です。
逆に、
- 完璧に解けないと焦る
- 解けない問題が出た瞬間に思考停止する
こうしたタイプは、易化した年の方が向いているとも言えます。
不安は「準備してきた証拠」
ここまで読んで、
「それでもやっぱり不安です」
そう思う方もいるでしょう。
でも、その不安は悪いものではありません。
不安になるのは、
- ここまで本気でやってきたから
- 東大合格を、本気で掴みにいっているから
です。
本当に準備していない人は、
ここまでの不安すら感じません。
本番で意識してほしい、たった一つのこと
東大二次試験本番で、ぜひ意識してほしいのはこれだけです。
「解ける問題を、確実に取りにいく」
難問に固執しすぎない
白紙のまま提出しない
途中式・考え方を丁寧に書く
これができれば、
たとえ難化した年でも、あなたは確実に戦えています。
息子は難化したことが有利に働いた?
うちの息子は2022年受験組です。2022年と言えば、共通テストが過去一番難化した年。さらに、東大二次試験も過去一番難化した年でした。
もう、受験~合格発表までのメンタルがズタボロ・・・。受験帰りの新幹線の中で、息子は泣いていました。
ですが、無事、東大に合格することができました。今になって振り返ると、もしその年の試験が易化していれば、合否は違っていたかもしれません。東大は、2回受ければ合格者の半分が入れ替わるとも言われる世界です。問題の難化・易化、時の運にも作用されます。それらを自分の意思で変えることはできません。
最後に:あなたは、もう十分ここまで来た
東大に出願したという事実は、
あなたがこの試験に挑む資格を持っている何よりの証拠です。
難化するか、易化するか。
それは誰にも分かりません。
でも、どんな試験になっても、
「これまで積み重ねてきた力」は、必ず答案に表れます。
あとは、自分を信じて、前に進むだけ。
あなたが試験会場で、
これまでで一番落ち着いた状態で力を出せることを、心から願っています。
