東京大学大学院を目指す受験生にとって、まず気になるのは「学部からの内部進学」と「他大学からの外部進学」の違いです。この記事では、合格率や試験内容に差があるのか、研究室への入りやすさはどうか、そして就職やキャリアに影響はあるのかについて解説を行っていきます。
ちなみに息子は内部進学で受験しました。筆記試験は8/19、20の二日間あり、8/23に筆記試験の合格をいただきました。思ったより発表が速くて驚きました。そして、8/25に面接を受けてきて、こちらは発表待ちです。
1. 内部進学と外部進学の基本的な違い
内部進学とは
内部進学とは、東京大学の学部生がそのまま東大大学院へ進学するケースを指します。
内部進学者はすでに学部時代から研究室に所属しているため、指導教員との信頼関係が築かれていることが大きな強みです。研究計画の方向性を早い段階から相談できるため、試験前にはほとんど研究室のマッチングが済んでいることも多く、安心して院試に臨めます。
外部進学とは
外部進学とは、他大学(旧帝大、早慶、地方国公立、あるいは海外大学など)から東大大学院を受験するケースです。内部生よりもハードルは高く、ゼロから研究室探しを行い、教授へコンタクトを取り、研究計画を練る必要があります。ただし、他大学でのバックグラウンドを評価されることも多く、異なる視点を持ち込むことで歓迎されるケースも少なくありません。
2. 合格率の違い
内部進学者の合格率
内部進学者の合格率は非常に高く、研究科や専攻によっては8〜9割近くが合格すると言われています。
これは、指導教員との信頼関係や研究計画の事前調整が済んでいるため、よほどの事情がない限り落ちにくいのが実情です。
外部進学者の合格率
外部進学者の合格率は専攻ごとに差がありますが、全体として3〜6割程度。
特に工学系・情報理工系の一部専攻は外部進学者が多く、内部外部問わず激戦です。一方で、文系の一部専攻では教授が内部生を優先する傾向があり、外部からの進学は難しいケースも見られます。
👉 結論:内部進学は合格率が高く、外部進学は「大学の看板」+「研究計画の完成度」+「筆記試験の実力」が強く問われます。
3. 試験内容の違い
共通点
内部・外部で出題される試験問題そのものは基本的に同じです。同じ基準で採点されるため、外部生だから特別不利になるわけではありません。
評価基準の違い
- 内部進学:筆記や英語で極端に悪くなければ、研究室推薦で合格しやすい。研究計画書や面接での整合性が重視されます。
- 外部進学:筆記試験の比重が相対的に大きくなります。特に専門科目・英語で点を取れないと不利。また面接では「なぜ東大院か」「なぜこの研究室か」を深く問われるため、説得力ある準備が必要です。
4. 研究室選びと教授とのコンタクト
内部進学者
内部生はすでに研究室に所属しているため、研究テーマの方向性を調整しやすく、教授や先輩から日常的にアドバイスを得られる環境が整っています。
外部進学者
外部生は出願前から教授へのメール連絡や研究室訪問を行う必要があります。理系の場合は研究室の定員が限られているため、教授の受け入れ枠が埋まっていると受験自体ができない場合もあります。
👉 外部進学希望者は少なくとも出願の半年前から教授に連絡し、研究計画へのフィードバックをもらうことが合格のカギです。
5. 勉強方法と対策の違い
内部進学の対策
- 研究室内で過去問が共有されることが多く、情報面で有利
- 先輩の体験談や教授からの直接的な指導が得られる
- 効率よく試験準備が可能
外部進学の対策
- 過去問は生協で購入するか教授に直接問い合わせる必要あり
- 情報が限られるため、幅広い範囲をカバーする必要がある
- TOEFL/TOEICなど英語スコア提出が必要な専攻も多く、早めの対策が必須
6. 就職・キャリアへの影響
内部か外部かは就職でほとんど差がありません。
東大大学院で修士号・博士号を取得すれば、就職市場では「東京大学大学院卒」という肩書きが評価されます。
- 内部進学者の強み:学部時代から東大のネットワークを活用できるため、インターンや研究会情報が入りやすい。
- 外部進学者の強み:「他大学+東大院」という経歴が多様性として評価される。
7. まとめ:内部進学 vs 外部進学
- 内部進学:合格率が高く、教授や先輩のサポートも豊富。研究計画をスムーズに進めやすい。
- 外部進学:合格率はやや低いが、異なるバックグラウンドを評価される。筆記試験・研究計画・教授へのアプローチ力が重要。
👉 どちらにせよ最大のカギは「研究計画の完成度」と「教授とのマッチング」です。
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