はじめに:息子が進んだ東大の情報系学科
息子は東京大学理科一類に入学し、進学選択制度(いわゆる“進振り”)を経て、工学部電子情報工学科に進学しました。情報系の人気学科に進むには、東大生の中でも上位3割以内の成績が必要で、入学当初から成績管理に本気で取り組む必要があります。息子も1、2年次は真面目に勉強に取り組み、無事に第一志望の学科に進むことができました。
しかし、そこからが本当の勝負でした。
情報系における“スタート地点の格差”
大学に入ってから、息子が最初にぶつかった壁は、「周囲とのレベル差」でした。
情報系の学科には、中学・高校時代からプログラミングに触れ、競技プログラミングやアプリ開発、ゲーム制作などに取り組んできた学生が多くいます。実際に、息子の話では、クラスの半分以上が既にPythonやC++に親しんでいたといいます。
一方で、息子は大学入学後からの“ゼロスタート”。最初の授業で苦戦し、課題にも多くの時間を割くこととなり、周囲との差を痛感したそうです。
研究室でも感じるスキルの差と国際競争
3年次後半から研究室に配属されると、さらにその差は拡大しました。
特に目立ったのは外国人留学生との比較です。息子の研究室では、全体の約3分の1が中国人学生で、彼らは驚くほど高い情報リテラシーを持っており、AIや機械学習の基礎知識はもちろん、実装スキルにも長けています。
息子は日々彼らに助けてもらいながら、なんとか課題をこなしているという状態です。この経験を通じて、情報技術はすでに“国境を越えた共通言語”となっていること、そして情報リテラシーがなければ、国際社会では後れを取ってしまうことを痛感しているようです。
なぜ、早期の情報教育が必要なのか?
ここまでの息子の体験を通じて、私は改めて「早期の情報教育の重要性」を強く感じました。
現在では、小学生を対象としたプログラミング教室やロボット教室が全国に展開されています。Scratch(スクラッチ)やmicro:bit(マイクロビット)、LEGOのロボット教材などを使い、ゲームを作ったり、機械を動かしたりする楽しさを通じて情報技術の基礎に触れる機会が、かつてないほど増えています。
しかし、息子が小学生だった10〜15年前には、こうした習い事はまだ珍しく、選択肢すらありませんでした。親世代の私たちも、「プログラミングなんて理系の一部だけがやるもの」と考えていた時代です。
AI時代を生き抜く力とは?
今やChatGPTをはじめとする生成AIや自動化技術が急速に社会に浸透しています。オフィス業務も、工場のラインも、デザイン・映像・医療・教育も、あらゆる分野で情報技術が使われるようになりつつあります。
つまり、「情報を扱える力=仕事をする力」と言っても過言ではありません。
単にプログラムを書く技術だけでなく、
- データを読み解く力
- 論理的に考える力
- ITツールを使いこなす力
など、総合的な情報リテラシーが求められるようになってきています。
プログラミング教育は“やる・やらない”の時代ではない
2020年度から、小学校でもプログラミング教育が必修化されました。とはいえ、学校で学ぶ内容はごく基本的なもので、本格的なスキルとして身につけるには、自宅での取り組みや習い事が不可欠です。
今の時代、英会話やピアノ、そろばんのように、「プログラミング」もスタンダードな習い事の一つになりつつあります。特に、興味を持ち始める小学校中学年〜高学年のタイミングで、楽しく学べる環境があるかどうかは非常に大切です。
親ができること:子どもに“きっかけ”を与える
私自身、息子の体験を通して、もっと早くプログラミングの世界に触れさせてあげればよかったと、正直思う部分もあります。
でも、今からでも遅くはありません。お子さんが小学生なら、まずは無料のアプリやScratchでゲームを作る体験をさせてみるのも良いですし、体験教室に行ってみるのもおすすめです。
「好き」「おもしろい」から始めるのが、何よりの近道です。
おわりに:情報技術は未来を切り拓く“共通言語”
情報技術は、これからの子どもたちにとっての“読み書きそろばん”です。英語や数学のように、当たり前にできるスキルとして社会に求められていきます。
私たち親ができることは、子どもに早いうちからその世界に触れる“きっかけ”をつくってあげること。情報教育の早期化は、ただのトレンドではなく、未来を生き抜くための準備です。
息子の東大での体験は、それを教えてくれました。
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