「東大なんて雲の上…」
そう思っていた息子が、現役で東京大学に合格できた理由。
それは、才能でも特別な塾でもなく、“スモールステップ法”による学習と、自信を積み重ねていったプロセスにありました。
今回は、息子の実体験を通じて、「スモールステップ法」がいかに子どもの自己肯定感を育み、成績向上につながり、最終的に東大合格にまで結びついたかをお伝えします。
小学6年:成績は「普通」、特別な才能はなし
息子は小学校6年の時点では、いたって“普通”の子でした。
通知表でも、特に目立つ成績はなく、「可もなく不可もなく」という言葉がぴったりでした。
周りには塾通いの子もいましたが、息子は塾に行かず、宿題以外の勉強はしていませんでした。
正直、この時点で「東大」などという単語は、家族の会話にも出てきませんでした。
中学入学:小さな成功体験が自信に変わった
中学に入ると、定期テストが始まります。
息子は、テスト勉強に初めて真剣に取り組みました。
すると、5段階評価で、今まで「3」だった科目が「4」に。
これが、初めての成功体験となりました。
「自分で考えて、工夫してやったことが成果につながる」
ここから息子の中で、“やればできる”という手応えが芽生えました。
スモールステップ法とは?
ここで、今回のキーワードである「スモールステップ法」について簡単にご説明します。
スモールステップ法とは?
大きな目標を、達成可能な小さなステップに分けて進める学習法のこと。心理学では、行動療法や教育理論でも使われています。
たとえばこんなふうに…
- いきなり「定期テストで90点取る」ではなく、まずは「1日30分机に向かう」
- 英単語を100個覚えるではなく、「1日5語、5日で25語」
- 苦手科目を克服するのではなく、「まずは1単元だけ取り組んでみる」
「できた!」という感覚を繰り返すことで、自信とやる気が高まり、継続力が育ちます。
成績アップ → 自信アップ → さらに成績アップの好循環
息子は、「4」が取れたことで満足せず、次は「5」を目指して少しずつ努力を重ねました。
- 毎朝15分だけ復習する
- 苦手な漢字だけを集中して覚える
- テスト前はテストの傾向を分析する
こうした小さな目標を1つずつクリアするたびに、自信が育っていったのです。
結果、中学3年時には内申点が大きく上がり、当初よりも1ランク上の高校を受験することにチャレンジ。
見事合格しました。
高校入学:また“真ん中”からのスタート
入学した高校は、地方の進学校。
周囲は息子よりハイレベルな生徒が多く、入学直後の息子の成績は中位くらい。
でも、息子は焦りませんでした。
「また、ここから少しずつやっていけばいい」
これまでのスモールステップで得た成功体験が、焦りを希望に変えてくれたのです。
高1後半:校内順位が一桁に!京大を意識し始める
小さな積み重ねが続き、ついに高校1年の後半には、校内順位が一桁台に突入。
ここで、息子は京都大学を目指すことを意識するようになりました。
しかし、最初の模試では京大D判定。
いきなり夢が叶うほど、現実は甘くありません。
でも、息子はこう言いました。
「今までだって、少しずつステップを踏んできた。今回も同じ。」
判定Dからの逆転劇:スモールステップの真価
高校2年〜3年にかけて、息子は東京大学理科一類を目指すようになりました。
- 模試の復習を毎回欠かさない
- 得点できる単元を重点的に伸ばす
- 失点の分析をして次に活かす
といった、小さな改善を繰り返しました。
目の前の課題に集中し、“今の自分にできること”を毎日実行する。
その結果、判定はD→B→A判定へと上がり、現役で東大合格を果たしました。
まとめ|スモールステップが東大合格への土台になった
もし、中学1年の時点で「東大を目指せ!」と言っていたら、どうだったでしょうか?
「成績4程度の自分には無理」と、自信もやる気も失っていたはずです。
でも、息子は無理なく、着実に成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、東大合格という“最終ゴール”にたどり着きました。
スモールステップ法の実践ポイント(保護者向け)
- 現実的で達成可能な目標を一緒に設定する
- 結果だけでなく、努力の過程を認めて褒める
- 他人と比べず、本人の成長に焦点をあてる
最後に
スモールステップは、決して目新しい手法ではありません。
でも、それを子どもの自信に結びつけられるかどうかは、親の関わり方にかかっているのかもしれません。
「少しずつでいい。今の自分をちょっとだけ超えよう。」
その一歩が、やがて東大という大きな一歩につながったのです。
塾なしでも東大に合格できる!?











