地方公立高校から東大を目指す——
それは、とても勇気のいる挑戦です。
まわりに東大志望者がいない。
先生も東大受験に詳しくない。
自習ばかりで孤独を感じる。
誰も応援してくれていない気がする——
そんなふうに感じている受験生やご家族の方に、届けたいお話があります。
うちの息子は、地方公立高校から東京大学理科一類に現役合格しました。
息子の通っていた高校では、東大の現役合格者は7年ぶり。例年5名ほどの京大合格者は出ているものの、東大は別格。誰もが「無理だろう」と思っていた中での挑戦でした。
この記事では、「誰からも応援されない気がする」状況で、どうやってモチベーションを保ったのかを中心に、体験を交えてお伝えします。
東大対策は「前例がない」中での孤独な戦い
息子の高校では、京都大学を目指す生徒はある程度いて、京大対策の補講や情報・資料提供はありました。しかし、東大だけは完全に別枠。
入試科目も違えば、問題の傾向もまったく異なるため、京大対策の補講には息子は参加できませんでした。放課後、補講を受ける友人たちを横目に、息子はは自習室へと向かいました。
その姿を見て、「あいつ補講も出ないで、本当に大丈夫か?」と心配されたこともあったようです。孤独な受験でした。
そして受験間近、担任の先生に言われた一言
「何にもしてあげられなくてごめんね」
もちろん、先生方も応援して下さってはいました。ただ、東大の情報がなく、力になりたくてもなれない現実があったのです。
そんな中、息子がモチベーションを保てた理由
1. 母親からの“信じる言葉”
孤独な戦いの中で、一番の支えになったのは、私の声かけだったと息子は言います。
「東大に合格する力は十分あるから、自分を信じて」
「模試の判定は関係ない、やるべきことをやれば必ず結果はついてくる」
「東大は夢じゃなくて、目標」
こうした言葉を、日々繰り返し伝えました。根拠があったわけではありません。でも、親が信じることで、本人の自己肯定感や目標へのリアリティが増したのだと思います。
実際、合格後に「なんの根拠もなかったけど、あなたは受かる気がしてた」と伝えると、息子も「自分もそう思ってた」と。
この“思い込み”が、結果的にモチベーションの源となったのです。
2. 「東京で暮らしたい」という未来イメージ
息子がモチベーションにしていたもう一つの要素は、東京での一人暮らしでした。
「大学に入ったらどんなことをしたいか」
「都会でしかできない経験は何か」
そんな未来への期待が、勉強を続けるエネルギーになっていたようです。
目標を「東大合格」だけにせず、その先の人生をイメージすることも、非常に大切だと感じました。
3. 東大のキャンパスに行ってみる
受験生やご家族におすすめしたいのが、実際に東大のキャンパスに足を運んでみることです。
東大は、私立大学のようなキラキラしたキャンパスとは違い、歴史と重厚感のある雰囲気に満ちています。赤門、本郷キャンパス、安田講堂、イチョウ並木(銀杏は臭いですよ)・・・その風景に触れるだけで、「ここに通いたい」という気持ちが強くなります。
“夢”を“現実の目標”に変える力があるのです。
一度でもキャンパスを歩けば、単なる「憧れ」ではなく、「ここに入るために頑張るんだ」という具体的な気持ちに変わります。
家族にできること:モチベーションを育てる「環境」
最後に、家族ができるサポートについてまとめておきます。
- 不安な言葉を口にしない:「落ちたらどうするの?」は禁句です
- 模試の判定に一喜一憂しない:B〜D判定でも合格する人はいます。実際うちの息子もそうでした。
- とにかく“信じる”:親が疑えば、子も不安になります
- 進路や未来の話を日常的に:大学の先を見せてあげてください
- 孤独にならない工夫を:自習室や図書館、自宅の居心地も大切です
最後に 「無理」と言われても、信じ続ける力が道を開く
地方公立高校から東大を目指すのは、たしかに簡単ではありません。
でも、それが「無理」だと決まっているわけではありません。
誰かが道を切り開けば、それは次の誰かの“前例”になります。
うちの息子も、7年ぶりの東大現役合格者として、母校に道を残しました。
誰にも応援されていないと感じる時こそ、自分自身と、身近な家族の力を信じてほしいのです。
東大は、夢ではなく、ちゃんと「届く目標」です。
信じて走り抜けて下さい。応援しています。
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