【共通テスト対策】は最小限に。東大合格の鍵は「戦略的時間配分」

受験
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2025年から、大学入学共通テストに「情報」が加わり、ついに6教科8科目体制がスタートしました。受験生にとっては、ただでさえ多い勉強量がさらに増え、「何を」「どれだけ」勉強すれば良いのか、ますます戦略が重要になっています。

特に東大を目指す人にとって、共通テストとの向き合い方は合否に直結します。なぜなら、東大の合否は共通テストの結果だけでは決まらないからです。

東大入試の配点構造を見てみよう

東大の入試は、以下のような配点構成です。

  • 共通テスト:110点(6教科8科目・1000点を圧縮)
  • 二次試験:440点(記述式・英数国理/英数国社)

合計550点満点。年によって若干の変動はありますが、理科一類であれば、合格最低点は330点前後。つまり、満点の約60%を超えれば合格ラインに届くということです。

ここで注目したいのは、共通テストはたった110点の比重しかないという点。共通テストに全力を注ぎ、8科目すべてを完璧にこなそうとすれば、それだけで相当な時間と労力がかかります。しかし、見返りは110点。しかも、それを1点上げたところで、実際の加点は0.1点程度になります。

一方、二次試験の配点は440点。こちらの得点力を伸ばすほうが、効率的かつ合否への影響が大きいのは明らかです。

実際にどう戦ったか:息子の例

息子は東京大学理科一類に現役合格しました。彼の勉強スタイルは、まさに「共通テスト対策は最小限に、二次試験に全振り」です。

彼が共通テスト対策を始めたのは、高校3年の12月から。正直、それまでは共通テスト用の模試も全くと言っていいほど準備していませんでした。実際、模試の判定はD。決して安心できるような状況ではありませんでした。

しかし、本人は「共通テスト模試の判定より、記述模試で戦えているか」を最重要視していました。共通テストの成績が振るわなくても、東大模試ではB判定。特に英語では安定した得点力を発揮していました。

「理系は社会・文系は理科」と「情報」は最小限に

共通テストの科目の中で、東大の二次試験に出題されない科目(理系の場合)—それは「社会(地理歴史・公民)」と「情報」です。これらは、東大合格の本質的な力を問われる場ではありません。

息子は共通テストで地理を選択していましたが、本格的に取り組んだのは1月に入ってからの短期集中。

もちろん、足切りのリスクは考慮していましたが、「最低限の得点を確保すればいい」という割り切りを持って、勉強時間の最適化に努めました。

二次試験重視の理由:記述は差がつく

東大の二次試験は、英語・数学・国語・理科/社会が中心。しかも、全てが記述式。これが意味するのは、「同じ知識・同じ理解力を持っていても、答案の書き方一つで点数が大きく変わる」ということです。

英語の和訳や要約問題、数学の証明問題、国語の論述、理科の考察問題など、ただ解ければいいのではなく、「どう表現するか」「どう構成するか」が求められます。

息子も、答案の書き方にこだわっていました。東大模試や記述模試で答案を採点してもらい、フィードバックを受けた上で、「減点されない書き方」を身につけることを意識。これにより、模試のたびに安定して得点を積み重ねられるようになりました。

戦略を立てれば、不安は減る

共通テスト模試でD判定、E判定を取ると、多くの受験生は焦ります。親も心配します。でも、そこに一喜一憂する必要はありません。東大合格の鍵は、「記述模試で戦えているか」に尽きます。

逆に、共通テスト模試で高得点を取れていても、記述模試で得点できない人は要注意。二次試験本番でひっくり返される可能性が高いです。

重要なのは、合格に必要な330点をどうやって積み上げるかを、冷静に分析し、戦略的に動くこと。限られた時間の中で、効率的に得点力を伸ばせるのは、明らかに二次試験対策です。

最後に:戦略なくして東大合格なし

東大入試は、情報量と問題の質の高さから、「何となくやって受かる」ような試験ではありません。むしろ、実力が互角である受験生同士の間で、数点の差が合否を分ける熾烈な戦いです。

だからこそ、「自分の時間とエネルギーをどこに注ぐか」が重要。息子のように、共通テスト対策は最小限に抑え、記述力と表現力に注力することで、合格への最短ルートを切り開くことができるのです。

東大を目指すすべての受験生にとって、この戦略が少しでも参考になれば幸いです。


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